SH酵素(読み)エスエッチコウソ

化学辞典 第2版 「SH酵素」の解説

SH酵素
エスエッチコウソ
SH-enzyme, sulfhydryl enzyme

酵素の活性発現にシステイン残基のメルカプト基(SH基)が関与している酵素の総称パパインブロメライン,ファイシン,タカアミラーゼAなどがこれに属する.これらの酵素はいずれもp-クロロメルクリ安息香酸(PCMB),N-エチルマレイミド(NEM),ヨード酢酸などSH基と反応する試薬(SH試薬),重金属イオン,酸化剤などの添加により失活する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「SH酵素」の解説

SH酵素

 →スルフヒドリル酵素

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android