パパイン(英語表記)papain

翻訳|papain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パパイン」の意味・わかりやすい解説

パパイン
papain

パパイアの果実乳液から抽出される蛋白質分解酵素一種で,蛋白質の分析用としてあるいは肉の軟化剤などに用いられる。中性前後でよく作用するが,至適 pHは 5.0。市販の製品は,その 35倍量の赤肉を消化でき,精製品はその 200~300倍量の凝固卵白を消化する。消化は 60~90℃でよく進行するが,一般に 65℃が至適温度。結晶製品も得られているが,粗製品食肉の柔軟化,飲料物の清澄剤などとして用いられる。

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