最新 地学事典 「Sr同位体年代」の解説
ストロンチウムどういたいねんだい
Sr同位体年代
Sr isotope age
堆積岩中の炭酸塩鉱物に含まれるストロンチウムのうち質量数86と87の比(87Sr/86Sr) を使う年代決定法。炭酸塩鉱物のSr同位体比は堆積時の海水の値を記録しているとされ,汎世界的に均一である(現在は0.7092)。長期的に見ると,Sr同位体比は岩石風化からの87Srに富むフラックスと,海洋玄武岩からの87Srに乏しいフラックスの相対的強さにより変動する。そのため任意の年代で固有の87Sr/86Sr比があり,堆積物の形成年代を見積もれる。Sr同位体年代は始新世以降の時代で特に有効である。
執筆者:狩野 彰宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

