米国のNIST(National Institute of Standards and Technology)を中心に進められている大規模な検索実験プロジェクト.その第1回目の会議は1992年に開催された.多数の大学・企業チームの参加・協力により,実験用の大規模なテストコレクションが作成され,各手法の比較評価を可能としている点に大きな特徴がある.一般的な検索(随時検索)のほかに,言語横断検索やウェブ検索などの種々の研究課題が設定されている.その開始以来,検索技術の向上にめざましい貢献を果たし,現在の情報検索研究を牽引する大きな力となっている.