UDタクシー

共同通信ニュース用語解説 「UDタクシー」の解説

UDタクシー

高齢者子ども障害者利用しやすく設計したタクシーで、UDはUniversal Designの頭文字予約が必要な福祉タクシーと異なり、流しなど気軽な利用を想定する。国土交通省によると、2022年3月時点で全国のタクシーの16・9%に当たる3万台近くが導入された。国は25年度末までに各都道府県で総車両数の25%にする目標を掲げている。

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知恵蔵mini 「UDタクシー」の解説

UDタクシー

「ユニバーサルデザインタクシー」の略称で、高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の女性など、誰もが利用しやすいタクシー車両のこと。一般のタクシー同様、街中で呼び止めることも予約することもできる。ワンボックスのワゴン型車両が主流で、通常のセダン型タクシーに比べ、大きな荷物やたくさんの荷物が積載でき、身体的なハンディキャップ服装体型などを気にせず利用できる。同タクシーのより具体的な特徴としては、(1)縦にも横にもゆとりのある空間を確保、(2)乗降時などの安全確保のため握りやすい乗降用手すりを装備、(3)スライドドア開閉に連動するステップを装備し、乗降口の地上高を低くすることで安全でスムースな乗降が可能、(4)車いす乗降口とスロープを備え、車いすのまま乗車できるスペースを確保している、(5)大きな荷室を持つ、などがある。政府は2011年度から「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定制度」を導入し、更に同タクシーの開発・普及が促進されることを目指している。

(2016-12-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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