V.ボルテラ(その他表記)Vito Volterra

20世紀西洋人名事典 「V.ボルテラ」の解説

V. ボルテラ
Vito Volterra


1860.5.3 - 1940.10.11
イタリアの数学者。
元・国立リンチェイ・アカデミー会長
アンコーナ生まれ。
ダンテ・アリギエリ、ガリレオ・ガリレイ両大学で学び、1882年学位を得る。1883年ピサ大学力学教授となり、トリノ大学(1892〜1900年)を経て、1900年ローマ大学数理物理学教授。その後、政治に関わり、ファシスト体制を批判したことにより、’31年ローマ大学教授の地位を剥奪され、さらにイタリアの全科学的会合への参加を禁じられる。’36年教皇ピオ11世の推挙によって国立リンチェイ・アカデミー会員に選出され、会長も務める。この間、積分方程式、積分微分方程式、汎関数論などの研究など多大な業績を残す。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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