パーソナルコンピュータのディスプレー装置の解像度と表示色の規格。Video Graphics Arrayの略である。アメリカのIBM社が開発し、1987年に自社製のパーソナルコンピュータIBM PS/2に初めて採用した。以降、各メーカーが製品化したPC/AT互換機やグラフィックカードに広く採用されたため、当初の表示規格であった解像度640×480ピクセルの16色表示が、表示回路の標準規格として広く普及した。このような状況は、アメリカのインテルIntel社などが、2015年までにアナログディスプレー出力のVGA規格への対応を終了すると発表するまで続いたため、ディスプレー表示の代名詞的な存在として、Windows(ウィンドウズ)OS(オペレーティングシステム)のパソコンなどのシステム最小要件として長く採用されてきた。
VGA規格の映像信号を出力するために用いられるコネクタは、VGA端子(DE-15)という15ピン端子で、別名ミニD-sub端子、アナログRGB端子、HD15ともよばれる。また、ラップトップコンピュータ用の外部出力端子として、VGA端子を小型化したmini-VGA端子がある。VGA規格の映像信号に加え、コンポジットビデオとS映像を出力する機能が加えられている。
[編集部]
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