世界大百科事典(旧版)内のVirの言及
【おとめ座(乙女座)】より
…略号Vir。黄道十二宮の一つ。現在,秋分点はこの星座にある。α星スピカから北西にのびる大きなY字形の星列である。ギリシア神話では,大神ゼウスと女神テミスの間に生まれた正義の女神アストライアとか,穀物神デメテルの娘ペルセフォネとか,デメテル自身の姿に見たてており,スピカはその手に握る麦の穂先に相当する。β星はアララフと呼ばれ,3.8等でスペクトル型はF8,32光年の距離にある。Y字の中央のγ星は3.7等,スペクトル型F0で黄白色の美しい二重星である。…
※「Vir」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」