20世紀西洋人名事典 「W.ポールマーム」の解説
W.ポール マーム
William Paul Malm
米国の音楽理論家。
ミシガン大学教授。
専門は音楽理論と日本の民族音楽学。1950年ノースウェスタン大学より修士号を取得。’59年歌舞伎音楽についてまとめカルフォルニア大学ロサンゼルス校から博士号を取得。’50年イリノイ大学講師、’51〜53年ナバール音楽学校講師、’55〜57年フォード財団フェロー、又留学生として東京芸術大学邦楽部に在籍。’58〜60年カリフォルニア大学講師、’60〜63年ミシガン大学助教授、’63〜64年アメリカ学会フェロー、’63〜66年ミシガン大学準教授を経て、’66年以来ミシガン大学音楽学部教授。日本研究は19歳の時、朝鮮動乱の際、兄からみやげ物として三味線をもらったことが動機。民族音楽学会、アジア芸術学会、アジア研究学会、東洋音楽学会、フルブライト委員会委員。著書「Japanese Music and Musical Instruments」(’59年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報