20世紀西洋人名事典 「W.P.ケッペン」の解説
W.P. ケッペン
Wladimir Peter Köppen
1846.9.25 - 1940.6.22
ドイツの気象学者。
ペテルブルグ(後のレニングラード)生まれ。
父は考古学者、兄は昆虫学者・樹木学者として有名で、ライプツヒ大学、ペテルブルク大学、ハイデルベルク大学で学ぶ。ペテルブルク観測所を経て、1879年ハンブルク海洋気象台創設に際して迎えられ、海洋気象学など気象学の研究に従事する。1919年退任後、娘婿のウェゲナーとオーストリアのグラーツに移り住み、ルドルフ・ガイナーとともに「気候学ハンドブック」を刊行。また、「ケッペンの気候分類」で知られる世界気候の分類法は有名である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報