WIDEプロジェクト(読み)ワイドプロジェクト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「WIDEプロジェクト」の意味・わかりやすい解説

WIDEプロジェクト
ワイドプロジェクト

日本のインターネット発足・普及のきっかけとなった研究プロジェクト。WIDEは Widely Integrated Distributed Environmentの略称。1984年慶應義塾大学と東京工業大学のコンピュータ電話回線でつなぐことに成功,同年日本最初のコンピュータ・ネットワークである JUNETをつくった村井純が,1985年ネットワーク構築に意欲をもつ大学,研究機関と WIDE研究会を結成し,1988年 WIDEプロジェクトとなった。国際接続ノード,高速回線などの運用を実現した。参加機関は産官学を問わず 100をこえる。インターネットだけでなく,情報基盤,分散処理コンピュータシステム,ネットワーク,情報社会,グローバル社会などに関する多くの研究課題を取り上げる国際研究コンソーシアムとなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む