WLFの式(英語表記)WLF equation

法則の辞典 「WLFの式」の解説

WLFの式【WLF equation】

無定型固体および液体粘弾性の温度変化を表す式.ウィリアムズ(Williams),ランデル(Landel),フェリー(Ferry)の三人により導出されたので,通常イニシャルをとってWLF式と呼ばれている.緩和時間 τ の温度依存性を表す時間‐温度換算因子 αT は次の式で表せる.

C1C2 は物質によらない定数で,それぞれ8.86,101.6である.Ts はガラス転移温度 Tg と(TsTg=50℃)の関係にある.なお,TsTg とおくならば,C1C2 の値は変わってそれぞれ17.55,51.6となる.

他の粘度式(アンドラーデの粘度式*ドゥーリットル粘度式*アインシュタインの粘度式*)も参照.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android