法則の辞典 「WLFの式」の解説 WLFの式【WLF equation】 無定型固体および液体の粘弾性の温度変化を表す式.ウィリアムズ(Williams),ランデル(Landel),フェリー(Ferry)の三人により導出されたので,通常イニシャルをとってWLF式と呼ばれている.緩和時間 τ の温度依存性を表す時間‐温度換算因子 αT は次の式で表せる. C1,C2 は物質によらない定数で,それぞれ8.86,101.6である.Ts はガラス転移温度 Tg と(Ts-Tg=50℃)の関係にある.なお,Ts=Tg とおくならば,C1,C2 の値は変わってそれぞれ17.55,51.6となる. 他の粘度式(アンドラーデの粘度式*,ドゥーリットル粘度式*,アインシュタインの粘度式*)も参照. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by