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粘弾性 ねんだんせい viscoelasticity

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粘弾性
ねんだんせい
viscoelasticity

円筒容器に入れた濃いデンプン溶液を攪拌して激しく回転させ,急に攪拌を止めると,粘性によって回転速度が次第に減っていき,ついに静止したかと思うと,今度は逆向きに回転しはじめて,ずれ弾性をもつかのようにふるまう。

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デジタル大辞泉の解説

ねんだん‐せい【粘弾性】

粘性と弾性をあわせもつ性質。固体としての弾性変形と流体としての粘性を同時に示す。コロイド溶液、高分子物質などに広く見られる

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百科事典マイペディアの解説

粘弾性【ねんだんせい】

高分子物質などで見られる,粘性弾性を兼ね備えた性質。たとえばゴムのトルエン溶液,ある種のボイル油は,外力をかければ変形がどんどん大きくなり流動する(粘性)が,急に外力を除くと逆方向にいくらか戻る(弾性)。

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栄養・生化学辞典の解説

粘弾性

 粘性と弾性をかね備えた性質.

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世界大百科事典 第2版の解説

ねんだんせい【粘弾性 viscoelasticity】

高分子物質などで見られる弾性と粘性とが組み合わさった性質。たとえば高分子物質の場合,急激に力を加えると弾性を示すが,そのまま力をかけ続けると変形が進行し続けたり,変形を一定に保って置くと応力が時間とともに減少する現象が見られる。また一般の液体は粘性を示すだけでずれの変形に対しては弾性を示さないが,高分子のゲルや溶液ではずれの弾性も示す。これらの現象が粘弾性の典型例であるが,このようなふるまいは,物質が変形するのに一定の時間を要することによるとして理解されており,この時間を緩和時間と呼ぶ。

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大辞林 第三版の解説

ねんだんせい【粘弾性】

速い変形に対しては、ずれの弾性を示し、遅い変形に対しては粘性流動を示す力学的性質。高分子物質やその溶液にみられることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

粘弾性
ねんだんせい
viscoelasticity

力学的属性として、固体的な弾性変形と液体的な粘性流動とを同時に示す物質を粘弾性物質といい、この性質が粘弾性である。高分子物質、コロイド溶液・金属などに広くみられる。たとえば卵白は粘性とともに、小さな外力に対しては弾性を示す。液体においてずれ弾性が観察される可能性について、19世紀においてすでにマクスウェルが指摘した。20世紀高分子科学の成立とともに、緩和時間分布の考え方を基礎とした粘弾性理論が体系化され、とくに、現象論的線形粘弾性理論は1950年代なかばまでに完成された。高分子物理学の一分野としてのミクロの粘弾性理論は、今日なお発展しつつある。[荒川 泓]

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世界大百科事典内の粘弾性の言及

【レオロジー】より

…これがレオロジーのおもな対象となる。塑性弾性粘性
[粘弾性]
 粘弾性は弾性変形と流動とが組み合わさって起こる挙動で,種々の物質においてみられるが,高分子物質の場合にもっとも多くの例がある。例えば高分子物質の固体に一定の力を加えて引っ張ると,瞬間的に伸びが起こる。…

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