Xen(読み)ぜん

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Xen」の解説

Xen

オープンソースの仮想化ソフトウェア。仮想化ソフトウェアのビジネスでは、XenとVMware、そしてマイクロソフト三つ巴の戦いを繰り広げている。Xenはケンブリッジ大学のプロジェクトとして始まり、XenSourceとしてビジネス化。07年、XenSourceの米国Citrix Systems,Inc. による買収を経て、現在もXen.orgの元でGNUライセンスにて公開されている。ハイパーバイザー方式を採用し、x86、x64、PowerPCなどで動作。ゲストOSとしてWindows、LinuxSolarisBSDなどをサポートする。Citrix Systemsではビジネス向けに、シンクライアントシステム「Citrix XenDesktop」、サーバー向け仮想化ソフト「Citrix XenServer」を開発、販売している。また、マイクロソフトは、Citrix Systemsと提携し、Windows 2008の仮想化機能「Hyper-V」上で、Xenに対応したLinuxの動作を実現している。さらには、米Amazonが、ネット上でXenを使った仮想マシンを時間単位の低価格で貸し出した(Amazon EC2)ことでも話題となった。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android