かちっと(読み)カチット

デジタル大辞泉 「かちっと」の意味・読み・例文・類語

かちっ‐と

[副](スル)
堅くて小さい物が打ち当たったときに出る音を表す語。かちりと。「かぎがかちっとかかる」
ゆるみがなくしっかりとしているさま。ひきしまっているさま。「かちっとした字」「かちっとした内容

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精選版 日本国語大辞典 「かちっと」の意味・読み・例文・類語

かちっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. 堅くて小さい物が勢いよく打ち当たる、するどい音を表わす語。
    1. [初出の実例]「壁際に立て掛けた竹箒が倒れて柄がかちっと草刈籠を打った」(出典:土(1910)〈長塚節〉一〇)
  3. ぴったりと合うさま、ちょうどよくはまるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「二人の目がかちっと合ってしまった」(出典:薪能(1964)〈立原正秋〉八)
  4. ひきしまった感じを表わす語。
    1. [初出の実例]「クリーム色の膚の、ほっそりとカチッとした感じがどこかお能に出る女人を思はせる」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生とその兄弟)

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