コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

立原正秋 たちはらまさあき

6件 の用語解説(立原正秋の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

立原正秋
たちはらまさあき

[生]1926.1.6. 大邱
[没]1980.8.12. 鎌倉
小説家。本名は米本正秋であったが,死の直前に一家で立原に改姓。父母ともに日朝の混血で,父は李朝末期の貴族の末裔。6歳のときに父が死亡,1935年渡日し,37年母の再婚先の横須賀に移り,50年からは鎌倉に住む。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たちはら‐まさあき【立原正秋】

[1926~1980]小説家。朝鮮の生まれ。に深く傾倒し、独特な美意識と叙情性にあふれた作風で人気を集め、多くのベストセラーを生み出した。「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞。他に「薪能(たきぎのう)」「帰路」「冬のかたみに」など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

立原正秋【たちはらまさあき】

小説家。韓国大邱生れ。両親とも日韓混血,父は李朝貴族の末裔。早大中退。《八月の午後と四つの短編》で近代文学賞受賞,文壇に出る。《薪能》《剣ヶ崎》《漆の花》などの後,1966年《白い罌粟(けし)》で直木賞を受賞。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

立原正秋 たちはら-まさあき

1926-1980 昭和時代後期の小説家。
1926年1月6日朝鮮慶尚北道生まれ。金敬文・権音伝の長男。昭和12年(1937)横須賀市の母の再婚先にうつる。小説家をこころざし,能をはじめ日本の古典に傾倒した。「薪能」「剣ケ崎」などが芥川賞候補となり,41年「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞,流行作家となった。昭和55年8月12日死去。54歳。早大中退。作品はほかに「きぬた」「冬のかたみに」など。
【格言など】甘えは元来が自制力と節度の欠如がもたらすものである(「心に節度を」)

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

大辞林 第三版の解説

たちはらまさあき【立原正秋】

1926~1980) 小説家。韓国大邱生まれ。本姓、米本。早大中退。日韓混血児の苦悩を描く「剣ケ崎」や、中世美への愛着を主題とする「薪能」「きぬた」などがある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

立原正秋
たちはらまさあき
(1926―1980)

小説家。韓国大邱(たいきゅう)で生まれる。両親は日韓混血、父金井慶文は李朝(りちょう)貴族の末裔(まつえい)である。1932年(昭和7)父は自決、35年母再婚のため親戚(しんせき)に預けられ、37年内地に帰り市立横須賀商業学校を経て、44年京城帝国大学予科に入学したが、病気のため帰国。45年早稲田(わせだ)大学専門部法科に入学したが、作家を志し49年(昭和24)中退した。この間米本光代と結婚、世阿弥(ぜあみ)に傾倒し古典に親しむ。56年処女作『セールスマン・津田順一』を発表後、『薪能(たきぎのう)』(1964)、『剣ヶ崎(つるぎがさき)』(1965)などが芥川(あくたがわ)賞候補となり、『白い罌粟(けし)』(1965)で直木賞を受賞。以後その中世美への愛着を軸とした甘美な虚無感と鮮烈な叙情をたたえた作風は多くの読者を得たが、昭和55年8月12日、食道癌(がん)のため死去。[佐藤泰正]
『『立原正秋全集』全24巻(1982~84・角川書店) ▽武田勝彦編『立原正秋 人と文学』(1981・創林社) ▽武田勝彦著『立原正秋伝』(1981・創林社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

立原正秋の関連キーワード梶山季之桜田常久野呂邦暢藤原審爾山田克郎川上宗薫折目博子小林美代子咲村観寺崎浩

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

立原正秋の関連情報