やっとこせ(読み)ヤットコセ

デジタル大辞泉 「やっとこせ」の意味・読み・例文・類語

やっとこ‐せ

[感]やっとこさ」に同じ。「やっとこせと、持ち上げる」
[副]やっとこさ」に同じ。「やっとこせ頂上に着いた」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「やっとこせ」の意味・読み・例文・類語

やっとこ‐せ

[1] 〘感動
① 踊りや俗謡囃子詞(はやしことば)
※雑俳・折句俵(1793)「闇りへやっとこせいはアアのむね」
② 重い荷物を持ちあげたり、力をこめて事をしたりする際に発する掛け声。やっとこさ。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉二「その大砲の上に馬のりになって、〈略〉やっとこせと仰むけになって」
[2] 〘副〙 かろうじて。やっと。やっとこさ。
※土(1910)〈長塚節〉二〇「土手へ筵囲ひしてやっとこせ凌いだ」

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