イオン光学(読み)イオンコウガク

化学辞典 第2版 「イオン光学」の解説

イオン光学
イオンコウガク
ion optics

磁場偏向形質量分析計や,二重収束質量分析計([別用語参照]質量分析計)におけるイオン軌道,方向収束,速度収束などの理論をいう.以上の理論計算式は幾何光学の式に対応させることができる.たとえば,円筒電場と均一磁場の両者が垂直にはたらく場におけるイオンの軌道半径aは,円筒電場だけの場合および磁場だけの場合,それぞれのイオン軌道半径を ae および am とすると次の関係がある.

これは幾何光学における組合せレンズ焦点距離の式と同形である.イオン光学で使用する用語は幾何光学の用語の転用が多い.イオンだけでなく電子の運動についての取り扱い,さらには高周波を使用した場合のイオンの運動などの理論的取り扱いもイオン光学という場合がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む