結合している原子間のポテンシャルエネルギーは,しばしば量子論的調和振動子で近似され,振動エネルギーEは次式で与えられる。E=(n+1/2)hv。ただし,nは振動の量子数(0から始まる正の整数),hはプランクの定数,vは周波数(cm-1)である。基底状態(n=0)でのエネルギーはE=(1/2)hvである。これは分子が絶対0度にあってもなおもつエネルギーであり,ゼロ点エネルギーと呼ばれる。化学反応に伴う同位体分別は,同位体分子が同一のポテンシャル曲線の異なるゼロ点エネルギーをもつことに起因する。
執筆者:日下部 実
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...