日本大百科全書(ニッポニカ) 「日下部」の意味・わかりやすい解説 日下部くさかべ 山梨県山梨市の一地区。旧日下部町。奈良時代以来の遺跡に富み、1949年(昭和24)に発掘された住居跡(日下部遺跡)は律令(りつりょう)制による50戸1里の規模にあたるものであった。1878年(明治11)笛吹川(ふえふきがわ)に亀甲橋(きっこうばし)ができてからは東山梨郡の中心地として栄え、郡役所や各種の官公署が置かれ、現在も山梨市の中心地となっている。[横田忠夫][参照項目] | 山梨(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の日下部の言及 【山梨[市]】より …とくに西部の旧山梨村地区は南向きの山麓斜面を開墾してビニルハウスによるブドウの促成栽培が行われている。中央本線山梨市駅のある加納岩(かのいわ)地区と明治以降官公署の集まっていた日下部(くさかべ)地区の二つの中心地があったが,新都市計画により2地区は統合された。工業はブドウ酒醸造のほか,電機,精密機器などの工場も進出している。… ※「日下部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by