デジタル大辞泉
「上手ごかし」の意味・読み・例文・類語
じょうず‐ごかし〔ジヤウズ‐〕【上手ごかし】
口先がうまく、へつらって相手に親切らしく見せかけ取り入ること。おためごかし。
「手並みに怖ぢて―、食はぬ食はぬ」〈浄・今国性爺〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
じょうず‐ごかし ジャウズ‥【上手ごかし】
〘名〙 (「ごかし」は
接尾語) 口先だけは相手にへつらい、その実自分の
利益をはかること。へつらってその人のためにするように見せかけ、相手をくるめること。おためごかし。
※
仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中「句面上手に成て、人のおよばぬ
分別はたらき、かいて句面にあいても、うらみ・くぜつなくして身躰こかし候を、上手ごかしと申也」
※
随筆・孔雀楼筆記(1768)四「その
言方〈略〉畢竟吾聖人の道を抑ふるにあり。上手ごかしをがみ倒しの、わるがしこき仕形ぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報