乾き(読み)カワキ

関連語 名詞 実例 抜殻

精選版 日本国語大辞典 「乾き」の意味・読み・例文・類語

かわき【乾・渇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かわく(乾)」の連用形の名詞化 )
  2. ( 乾 ) 水分がなくなって乾燥すること。また、雨が降らずに日が照りつけること。
  3. ( 渇 ) のどや口に潤いがなくなり、水が飲みたくなること。
    1. [初出の実例]「あれへいて水をのふで、のどのかはきをやめう」(出典:虎明本狂言・抜殻(室町末‐近世初))
  4. ( 渇 )( 比喩的に ) 心にうるおいがなく満たされない状態。また、肉欲など欲望のはげしいこと。
    1. [初出の実例]「よくよくのかわきばばあへ浅黄寄」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
    2. 「心の渇(カワ)きいと切に」(出典:海潮音(1905)〈上田敏訳〉真昼)
  5. 病後のはげしい食欲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む