切身(読み)キリミ

デジタル大辞泉 「切身」の意味・読み・例文・類語

きり‐み【切(り)身】

魚などを、適当な大きさに切ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切身」の意味・読み・例文・類語

きり‐み【切身】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚肉や肉、くだものなどを適当な大きさに切ったもの。
    1. [初出の実例]「きりみに、松だけ、くわゐ、みつば、などと申ものでござります」(出典:洒落本・恵比良濃梅(1801)一)
    2. 「鰹の切身をちょろまかしたり」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
  3. 切り傷のある身体
  4. いかにも切られやすく見える体勢
    1. [初出の実例]「透間を見込互の身がまへ、切身を見せてそびけ共、うかつに乗ぬかけ引気くばり」(出典:浄瑠璃・新うすゆき物語(1741)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android