印を結ぶ(読み)いんをむすぶ

精選版 日本国語大辞典 「印を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

いん【印】 を 結(むす)

  1. 仏、菩薩等の悟りの内容を真言行者が観念する時、その表徴として、手指をいろいろの形に組む。印を作る。
    1. [初出の実例]「そのいむをむすびて真言を唱へ侍らんに、いかでかならぬやうは侍らん」(出典:今鏡(1170)九)
  2. ( 幻術使いなどが術を使う時に特別な手指の形をとるが、彼らがそのような動作をして姿をくらますことから ) 姿を消す、逃げることをいう。文政天保一八一八‐四四)頃の流行語
    1. [初出の実例]「ぬける事、いんむすぶ」(出典:当世花詞粋仙人(1832))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む