多結晶体(読み)たけっしょうたい

百科事典マイペディア 「多結晶体」の意味・わかりやすい解説

多結晶体【たけっしょうたい】

ポリクリスタルとも。無数の結晶が無秩序な結晶学的方位をもって集まった物質。溶融体から晶出する結晶や溶液から沈殿する塩類結晶は自然の条件ではみな多結晶となる。人工的に徐冷したり,ゆっくり蒸発させると単結晶が得られる。溶液の過冷却度や過飽和度が高くなるとともに,晶出する結晶核の数は多く,またその大きさは小さくなり,多結晶体となりやすい。
→関連項目結晶

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む