実体視(読み)じったいし

最新 地学事典 「実体視」の解説

じったいし
実体視

stereoscopic vision

簡単にいえばステレオ写真を見ること。一組の実体写真または実体画の一方を一方の目で,他方を他方の目で見たとき,各々の写真一つに融合して遠近感のある一つの虚像が見える。このとき実体写真を実体視したという。実体写真を左右交換すれば遠近感が逆になった逆実体視を得る。実体視を容易にするため実体鏡・余色写真・かまぼこ型レンズを用いた実体写真が用いられるが,そのような道具を使わずに直接実体視することを肉眼実体視という。結晶構造図にも応用されている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 垣下

世界大百科事典(旧版)内の実体視の言及

【空中写真】より

…また縮尺のわかっている地形図などが手もとにあり,地図上と写真上で明らかに対比し得る2地点があれば,両者の2地点の距離を比較しても写真の縮尺を求めることができる。
[実体視]
 60%前後オーバーラップして撮影された2枚の連続写真を用いて,写真像を立体的に見ることができる。これを空中写真の実体視(立体視)とよんでいる。…

【立体視】より

…外界のある物体を両方の目を同時に使って見ること,すなわち両眼視binocular visionによって立体的な遠近感を得ること。実体視ともいう。哺乳類以外の脊椎動物では,目は頭部の側面にあって側方を向いて位置し,各眼はそれぞれ180度に近い視野をもっている。…

※「実体視」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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