後退色(読み)コウタイショク

デジタル大辞泉 「後退色」の意味・読み・例文・類語

こうたい‐しょく【後退色】

寒色系の色や明度の低い色で、その他の色と対比させると遠くにあるように見える色。濃い緑、濃い茶など。⇔進出色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「後退色」の意味・読み・例文・類語

こうたい‐しょく【後退色】

  1. 〘 名詞 〙 寒色のこと。暖色と対比させると実際面積よりもひきしまって見え、奥の方に後退して感じられることからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の後退色の言及

【色彩調節】より

…近距離感を与える色は大きくあるいは前方へ進出するように見えるので,膨張色とか進出色とかいう。一方,遠距離感を与える色は小さくあるいは後退するように見えるので,収縮色とか後退色とかいう。(7)視認度 遠くからでもよく見える色は視認度が高いといい,近くでも識別しにくい色は視認度が低いという。…

※「後退色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む