手に取る(読み)テニトル

精選版 日本国語大辞典 「手に取る」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 取(と)

  1. じかに、わが手に取る。また、手に入れる。
    1. [初出の実例]「初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまばはき)手爾等流(てニトル)からにゆらく玉の緒」(出典万葉集(8C後)二〇・四四九三)
    2. 「手にとらば消んなみだぞあつき秋の霜」(出典:俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃))
  2. て(手)に取るよう
    1. [初出の実例]「いまのは、ごんげんさまを、てにとりおがみ申たることのありがたさよと、三どのらいはいをなされ」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む