普遍概念(読み)フヘンガイネン

デジタル大辞泉 「普遍概念」の意味・読み・例文・類語

ふへん‐がいねん【普遍概念】

一般概念

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「普遍概念」の意味・読み・例文・類語

ふへん‐がいねん【普遍概念】

〘名〙 単独概念に対し、多数事物のどれにでも同一の意味で適用しうる概念。「人間」「本」などの類。一般概念。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の普遍概念の言及

【概念】より

… 概念が前述のように目で見,手で触れることのできない非心理的で非経験的な対象であることから,経験的な個物,個体に対してその存在論的性格をどのように考えるかについては古来さまざまに論じられ,とくに中世では普遍論争という大論争をひき起こした。そして,普遍概念に対しては,まず,普遍が個物と同様に,むしろ個物に先立って存在すると考える実念論の立場が挙げられる。実念論のうちには普遍概念が経験的個物を超越して存在するイデアであると考えるプラトン的方向と,それを自然の中や間に実在する生物学的な種や類とみなすアリストテレス的傾向が類別される。…

※「普遍概念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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