木負(読み)きおい

精選版 日本国語大辞典 「木負」の意味・読み・例文・類語

き‐おい‥おひ【木負】

  1. 〘 名詞 〙 軒が二軒(ふたのき)になっている場合、地垂木(じだるき)の先におき、飛檐垂木(ひえんだるき)をとめるための横木
    1. [初出の実例]「木屓萱屓七支 方尺長二丈二尺」(出典:東南院文書‐長治元年(1104)七月二〇日・東大寺修理材木注進状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の木負の言及

【社寺建築構造】より

…二軒の下の垂木は地垂木といい,上の垂木を飛檐(ひえん)垂木という。地垂木の先端には横に木負(きおい)が置かれ,これを欠き込んで飛檐垂木が置かれ,その先端に茅負(かやおい)がのる。垂木の上には裏板が打たれ,土を置き,を並べる。…

※「木負」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android