飛檐垂木(読み)ひえんだるき

精選版 日本国語大辞典 「飛檐垂木」の意味・読み・例文・類語

ひえん‐だるき【飛檐垂木】

〘名〙 仏寺建築などで、二重に設けた垂木うち上段にある垂木。下段地垂木に対する。飛檐。飛炎。〔愚子見記(1683)〕

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デジタル大辞泉 「飛檐垂木」の意味・読み・例文・類語

ひえん‐だるき【飛×檐垂木】

寺院建築などで、地垂木じだるき先端にのり、軒先までのびている垂木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の飛檐垂木の言及

【社寺建築構造】より

…垂木は一重のもの(一軒(ひとのき))と二重のもの(二軒(ふたのき))があり,まれに三重のものがある。二軒の下の垂木は地垂木といい,上の垂木を飛檐(ひえん)垂木という。地垂木の先端には横に木負(きおい)が置かれ,これを欠き込んで飛檐垂木が置かれ,その先端に茅負(かやおい)がのる。…

※「飛檐垂木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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