生神(読み)いきがみ

精選版 日本国語大辞典 「生神」の意味・読み・例文・類語

いき‐がみ【生神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いきがみさま(生神様)
    1. [初出の実例]「好運の生神(イキガミ)椋助大明神と崇められむ」(出典二人むく助(1891)〈尾崎紅葉〉三)
  3. 人をこの世に引き止めようとする神。⇔死神(しにがみ)
    1. [初出の実例]「夜が明て・生神のつく二人連」(出典:雑俳・水加減(1817))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android