競争戦略(読み)きょうそうせんりゃく(その他表記)competitive strategy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「競争戦略」の意味・わかりやすい解説

競争戦略
きょうそうせんりゃく
competitive strategy

ある事業分野で,競争会社と対抗し,顧客を獲得するための戦略。事業構造の戦略とともに経営戦略の重要な構成要素である。事業構造の戦略が企業全体にかかわるのに対して,競争戦略は個々の事業分野ごとに策定される。価格,製品,販売促進,流通と顧客サービス,生産と物流に関して,競争相手に対する優位性をいかに確立するかが課題となる。競争戦略は,個々の製品のレベルでの戦略と,競争の基本的な仕組み (ビジネス・システム) のレベルでの戦略に分けられる。コストリーダーシップ差別化,すき間 (ニッチ) 戦略などが基本的な競争戦略である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む