紫式部集(読み)むらさきしきぶしゅう

改訂新版 世界大百科事典 「紫式部集」の意味・わかりやすい解説

紫式部集 (むらさきしきぶしゅう)

紫式部の家集。少女時代から晩年ころまでの歌の自撰集。伝本は定家本系(代表は実践女子大本),古本系(代表は陽明文庫本)に分かれ,それぞれ歌数およそ120~130首,歌序を異にするが,校定本として岩波文庫《紫式部集》がある。厳選された家集で歌屑がなく,独詠が少なく贈答歌が多いのは,式部の生涯での知己,友人関係を重視したことが知られ,式部の人物思想歌風,生涯を知る貴重な資料である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む