中国の殷・周時代の青銅器に飾られた文様の一つ。虺とは足も角もない小型の蛇状のもので,乙文形虺竜文とか蠶文(さんもん)ともいわれ,身が屈曲し,頭が前方に下がり,尾が後方に上がる文様は殷時代末期から西周時代初期の青銅器に飾られる。西周時代中期以後のものは側面形が主となり,長鼻のものは西周時代後期から春秋時代にみられ,舌を出したものは春秋時代のものである。このほか,両眼が正面を向き,身体に鱗を表現したもの,2匹の虺を左右対称に表したものがあり,地文には雷文を施したものが多くみられる(図)。
執筆者:杉本 憲司
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...