農民社会(読み)のうみんしゃかい(その他表記)peasant society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農民社会」の意味・わかりやすい解説

農民社会
のうみんしゃかい
peasant society

R.レッドフィールドが設定した社会類型の一つで,農業的伝統に基づいた生活様式を持つが,未開社会のように単純で孤立した社会ではなく,都市社会と接触し相互的関係を持った社会である。農民社会は外社会に依存する「部分社会」であるため,社会関係が当該社会の外側にまで拡大している。また農民文化も外部とのつながりの上に成立しており,共同体内の無学な人々の生活の中で維持されてきた「小伝統」と文明社会でエリートなどにより培われた「大伝統」の2つの伝統が互いに影響し合っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む