釜煎(読み)かまいり

精選版 日本国語大辞典 「釜煎」の意味・読み・例文・類語

かま‐いり【釜煎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 戦国時代に行なわれた極刑の一つ。大きな釜で油または湯を沸騰させ、大罪人を投げ込んで煮殺す刑。武田氏豊臣氏などが行なったと伝える。釜煮。釜ゆで。釜うで。
    1. [初出の実例]「法を犯す輩をば、或張付、或釜煎などせられしかども」(出典:太閤記(1625)或問)
  3. ( の刑にも処すべきやつの意 ) 人をののしっていう語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android