鼻高履(読み)ビコウリ

デジタル大辞泉 「鼻高履」の意味・読み・例文・類語

びこう‐り〔ビカウ‐〕【鼻高履】

つま先の高く上がった革製の浅沓あさぐつ奈良時代に用いられ、のちに僧侶専用となった。びこうぐつ。はなたかぐつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻高履」の意味・読み・例文・類語

びこう‐り ビカウ‥【鼻高履・鼻広クヮウ履・鼻荒クヮウ履】

〘名〙 僧侶が法衣に合わせて用いる履(くつ)。革製で、先端を高く作った浅沓(あさぐつ)鼻高。びこうぐつ。はなだかぐつ。〔十巻本和名抄(934頃)〕

はなだか‐ぐつ【鼻高履】

〘名〙 (「鼻高履(びこうり)」の訓読み) 前端の高く持ち上がった形につくられた革製の履物。はなたか。

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