いんす

精選版 日本国語大辞典 「いんす」の意味・読み・例文・類語

いんす

〘助動〙 (活用は「いんせ(いんしょ・いんし)・いんし・いんす・いんす・いんすれ・いんし」) 動詞の連用形に付き、話し手が聞き手に対して使用する丁寧語近世江戸遊里語。ます。いす。
洒落本遊子方言(1770)発端「おまへ様は、おみわすれ申しいんして御座りますが」
[補注]遊里語、助動詞「んす」がイ段音に接続するとき、間にイ音が加わったもの。

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