お園・六三郎(読み)おその・ろくさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お園・六三郎」の解説

お園・六三郎 おその・ろくさぶろう

浄瑠璃(じょうるり),歌舞伎登場人物
大工の六三郎と駈け落ちして大坂へのがれたお園は遊女かしくにかくまわれる。あやまって兄を殺したかしくが処刑された日,義理あるふたりも心中する。寛延2年(1749)に前後しておきた心中事件と兄殺し事件などをからませ浄瑠璃「八重霞浪花浜荻(やえがすみなにわのはまおぎ)」がつくられ,岡本綺堂作「心中浪花(なにわ)の春雨(はるさめ)」などの歌舞伎にも脚色された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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