かばち

精選版 日本国語大辞典 「かばち」の意味・読み・例文・類語

かばち【・輔】

〘名〙
頬骨からおとがいにかけての骨格。かまち。つらがまち。
※彌勒上生経賛平安初期点(850頃)「世尊の頷(カハチ)・臆并に身の上半は、威容広大なること師子王のごとし」
② 車などの両側に付ける枠で、荷の落ちるのを防ぐもの。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
[補注]語源として、(イ)カホフチ(顔縁)の約カフチの転じたものか〔大言海〕。(ロ)カホハツ(㒵極)の転で、ハはホフの反〔名言通〕などが挙げられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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