アーマドナガル(英語表記)Ahmadnagar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーマドナガル」の意味・わかりやすい解説

アーマドナガル
Ahmadnagar

別綴 Ahmednagar。インド西部,マハーラーシュトラ州西部の都市。アーマドナガル県の行政庁所在地。ムンバイ (ボンベイ) 東方約 200kmに位置し,交通,軍事上の要地。デカンムスリム王朝バフマニー朝が分裂してできた5王朝の1つニザーム・シャーヒー王朝の始祖アフマド・ニザーム・シャーが,1490年に首都として建設 (→アフマドナガル王国 ) 。 1633年ムガル帝国に征服され,アウラングゼーブ帝のデカン遠征の基地となった。 1760年マラータ勢力,1803年イギリスの支配下となった。郊外にアウラングゼーブ帝の墓がある。アフマド・ニザーム・シャーの城塞には 1940年代にジャワハルラル・ネルーが投獄されていた。綿花,革の加工業がある。人口 18万 1015 (1991) 。

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世界大百科事典(旧版)内のアーマドナガルの言及

【アフマドナガル】より

…人口18万1000(1991)。アーマドナガルとも呼ばれる。デカン高原上の交通の要衝にあたり,綿花などの農産物を集散する。…

※「アーマドナガル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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