ボンベイ

  • Bombay

百科事典マイペディアの解説

インド西部,アラビア海岸の旧ボンベイ島(現在は半島状)に位置する港湾都市。マハーラーシュトラ州の州都。1996年ムンバイMunbaiと改称(植民地化前の名称)。本土とは橋,堤で結ばれる。インド最大の都市。インドの外国貿易の半分近くを扱う大貿易港で,綿,機械,製油,造船,自動車,食品加工,化学,金属など各種工業が発達。映画製作の中心でもある。官公庁,商社,銀行など英国風の近代的建築が多い。空港,大学(1857年創立)がある。1534年ポルトガルが領有,1661年英国へ移譲,のちイギリス東インド会社拠点となった。19世紀には綿花輸出,綿工業で発展,1851年最初のインド民族資本の綿紡績会社が設立され,1853年北東約30kmのターナとの間にインド最初の鉄道が開通した。1869年スエズ運河開通後急速に発展。周辺に大都市域を構成し,人口過密。英領時代のジョージ要塞,インド門(1911年)のほか,パールシー沈黙の塔,ヒンドゥー石窟のあるエレファンタ島などがある。1244万2373人(2011)。
→関連項目チャトラパティ・シバージー・ターミナス

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世界大百科事典 第2版の解説

インド西部,マハーラーシュトラ州の州都。大都市域としての大ボンベイの人口992万6000(1991)。地名はポルトガル語のボン・バイア(〈良湾〉の)に由来するが,1995年,より古いインド地名のムンバイーMumbai(原住民のコーリー漁民が崇拝していたパールバティー女神の化身ムンバにちなむ)に改称された。いまはムンバイー港となっている大きな湾入と,それを取り巻く西ガーツ山脈直下の海岸平野としては大きな平野をもち,さらに同山脈中の背後鞍部を通る交通路によりデカン高原および北インドと結ばれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インド西部、アラビア海沿岸の港湾都市ムンバイMumbiの旧名称。ボンベイはイギリス植民地時代につけられた名称で、1997年に古来の呼び名であるムンバイに名称変更した。[編集部]

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旺文社世界史事典 三訂版の解説

インド西岸中部にある港湾・商業都市
16世紀からポルトガル領になっていたが,1661年イギリス領となり,マドラス・カルカッタと並び東インド会社の拠点となって栄えた。アメリカ南北戦争により,イギリスへの綿花輸出港として,スエズ運河の開通による西方への門戸として大いに繁栄。現在もインド最大の綿工業地域・綿花の輸出港。1995年ムンバイに改称。

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