改訂新版 世界大百科事典 の解説
カノバス・デル・カスティリョ
Antonio Cánovas del Castillo
生没年:1828-97
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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[公式のスペインと現実のスペイン]
王政復古を意図した保守派の政治家が支援を受けて,まず1874年1月2日に,パビア将軍(1827‐95)がマドリードで蜂起し,同年12月,サグントでマルティネス・カンポスArsenio Martínez Campos将軍(1831‐1900)のクーデタが勃発したため,第一共和国は直ちに倒れ,その結果,アルフォンソ12世(在位1874‐85)が新国王となり,王政が復活した。そして,74年以降の王政復古期の舵は保守派の領袖カノバス・デル・カスティリョの掌中に握られた。カノバスの政治理念は1876年憲法に具現されているように,イギリス型の二大政党制に基づく立憲君主制の確立であった。…
※「カノバスデルカスティリョ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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