カランボ遺跡(読み)カランボいせき(英語表記)Kalanbo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カランボ遺跡」の意味・わかりやすい解説

カランボ遺跡
カランボいせき
Kalanbo

アフリカタンガニーカ湖の南東端にある前期旧石器時代から中石器時代遺跡湖底堆積物の中にある層もあり,遺存状態のよい植物質の遺物も発見されている。最下層は後期アシュール文化層で,ハンドアックスなどの石器とともに,棍棒掘棒などの木器が良好な状態で出土している。その上は中期旧石器文化であるサンゴ文化,後期旧石器文化であるルペンバ文化,さらに後期旧石器時代末のマゴシ文化,中石器時代の層へと続く。この地域の標準になる遺跡である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android