日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ケネディ(Robert Francis Kennedy)
けねでぃ
Robert Francis Kennedy
(1925―1968)
アメリカの政治家。マサチューセッツ州生まれ。第35代大統領ジョン・F・ケネディの弟。ハーバード大学、バージニア大学大学院で法律を学び、1951年司法省刑事局の弁護士となる。上院恒久調査小委員会の法律顧問を経て、1957年から労働ないし経営の不法活動に関する上院特別委員会の主任法律顧問を歴任。1960年選挙参謀として兄の大統領当選に貢献後、翌年司法長官に就任し、黒人の公民権拡大などに活躍した。1964年ニューヨーク州選出民主党上院議員に当選。貧困絶滅計画の実現などに尽力し、若者、黒人、貧困者層の人気を集めた。1968年大統領選出馬を表明したが、同年6月5日ロサンゼルスで狙撃(そげき)され、翌日死去した。
[藤本 博]
『ロバート・ケネディ著、青木日出夫訳『新しい時代』(1968・角川書店)』
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