タッシリ・ナジェール(読み)タッシリナジェール

百科事典マイペディア 「タッシリ・ナジェール」の意味・わかりやすい解説

タッシリ・ナジェール

北アフリカ,アルジェリア東部の山脈。豊富な色彩で描かれた数千に及ぶ先史時代の岩陰壁画があり,1909年フランスのコルティエが発見,1933年にM.ブルナンが,1956年アンリ・ロートが調査した。新石器時代初期から紀元初めごろまでに描かれたものと考えられている。この山脈と壁画は1982年世界遺産(自然と文化複合)に登録された。
→関連項目アハガル山地

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