タマウリパス遺跡(読み)タマウリパスいせき(英語表記)Tamaulipas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タマウリパス遺跡」の意味・わかりやすい解説

タマウリパス遺跡
タマウリパスいせき
Tamaulipas

メキシコ北東部のタマウリパス山麓地帯にある洞窟遺跡。ここでは狩猟時代から農耕時代までの非常に長期にわたる (約前1万~後 500) 先史文化の推移が明らかにされ,また前 7000~2000年の間に,かぼちゃ,ひょうたん,豆,とうもろこしその他,食料用の植物が徐々に栽培されていった過程もわかり,新大陸農耕文化発達を知るうえで重要な遺跡として注目されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android