ターボシャフト・エンジン(英語表記)turboshaft engine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ターボシャフト・エンジン
turboshaft engine

ガスタービンエンジン一種。おもにヘリコプタに使われるもので,燃焼ガスのエネルギーを数段のフリー・タービンで軸出力として取り出し,ギアボックスで減速して回転翼 (ロータ) を駆動する。当初ピストンエンジンを使用していたヘリコプタは 1960年代,小型,軽量,高出力のターボシャフト・エンジンの実用化によって飛躍的な発展をとげた。いまではごく一部の小型機を除き,ほとんどのヘリコプタがターボシャフト・エンジンを装備している。それも軽量小型のため,単発から双発,三発まで複数の装着が可能となり,飛行性能の向上とともに,安全性の向上にもつながった。 (→ガスタービン )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android