トゥングラワ州(読み)トゥングラワ(英語表記)Tungurahua

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥングラワ州」の意味・わかりやすい解説

トゥングラワ〔州〕
トゥングラワ
Tungurahua

エクアドル中部の州。州都アンバトアンデス山脈中に位置する山岳州で,アマゾン川水系のパタテ,チャンボ両川に集水される。住民はアンバト盆地に集中。その中心に位置するアンバトの周辺は果樹園地帯として知られ,リンゴ,ナシ,モモ,柑橘類などが栽培される。盆地を囲む山地の下部斜面ではトウモロコシ栽培と牧牛が盛んで,上部斜面ではコムギオオムギジャガイモなどの栽培とヒツジ放牧が行われる。工業はアンバト周辺以外では未発達。州の西寄りを南北にパンアメリカン・ハイウェーと鉄道が通り,アンバトからはアンデスの東,アマソナス地方へ通じる道路が分岐する。面積 2896km2。人口 36万 1980 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android